2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

American Medical Response(AMR)とJapan

AMRはAHAのナショナル・トレーニングセンターのひとつです。 いまから6−7年前に、一人の医師がAHAのACLSインストラクターになるためにコースの受講を打診したところ、OKがでました。彼は国内のITCが提供するACLSではなく、本場のACLSを体験したい、と考えま…

これからの医療学習はwalk-the-talk

Talk-the-talkからWalk-the-talkへ。 これはPALSインストラクターコースをAMRで受講したとき、ファカルティのDr.Inabaが言っていたこと。Talk-the-talkは、いわばACLSのシミュレーション学習内容を、講義形式で済ませるようなもの。 http://nhkradio-everyda…

グループダイナミクスの危険性

ACLS、PALSではグループダイナミクスの明るい部分を教えます。実際のチーム医療では、グループダイナミクスの暗い部分が起こりえます。Ash conformity experimentという有名な実験があり、これがグループダイナミクスの危険性を示しています。http://www.gaz…

シミュレーションという「場」

Internationa Meeting on Simulation in Healthcare (IMSH) http://www.ssih.org/public/ この学会で「場」に関するプレゼンテーションを行う予定です。 Danish Institute for Medical Simulation (DIMS)のPeterからのお誘いで、それを受けてしまった、とい…

「患者急変対応コース for Nurses」ファシリテーターコース in 名古屋

今日は名古屋でファシリテーターコースでした。受講者は8名で、皆さん、いろいろなシミュレーションコースを受講され、インストラクター経験者も少なくありません。 もちろん看護師さんとしてエキスパートかつそれぞれの組織で後進の指導にあたる立場にあり…

AMRトレーニングセンターでのモニタ

今回は、BLS、ACLS、PALSのモニタがあります。 インストラクションするのは日本人、モニタするのは米国人です。言葉の壁はあっても、モニタはきわめて精度よく行うことが可能です。なにせnon-verbal communicationがコミュニケーションの70%を占める訳ですか…

明日は名古屋(実は今日・・・)

成田に午後7時にランディング。 病院で明日の資料をピックアップし帰宅。 明日は名古屋で「患者急変対応コース for Nurses」のファシリテーターコースです。午前9時スタート、多分午後4時終了くらいでしょう。

ACLSコースディレクターに必要なコンピテンシ−

かつて、ACLSコースには医師のインストラクターが最低1名含まれていることが必須でした。これは受講者の医学的な質問に答えるため。 現在は、ACLSコースに医師のインストラクターの存在は必須ではありません。しかし、コース中、電話で医師にアドバイスを求…

久しぶりのBLSインストラクションで考えたこと

久しぶりにBLSをインストラクションしました。受講生は医学生1、高校生2、市民1。 僕とモニタインストの2人で3.5時間。 いつもより長いけど、受講生の多様性に対応した結果です。 皆さん、ストレートでパスしてもらって、やれやれです。PALSの知識ス…

PACT

これはHeartsaver Bloodborne Pathogensコース(AHA)のインストラクターマニュアルに入っていたポスターの標語です。 Protect Act Clean Tell上から、 protect yourself from blood or blood-containing materials. act quickly and safely. clean the area …

こちらで考えた学習コース

ハワイ大学、AMRでは多彩な学習コースがあり、またアレンジしてくれます。 UHのオリジナルコース、アメリカ医学会の認定されている数々のコース(内視鏡外科の基本手技、基本的クリティカルケアなど)、FDコース、レジデント用のコース、Medial English、看…

ScottとPam

ScottはBLS,ACLSのTCファカルティ、PALSのインストラクターです。彼はパラメディクス。 PamはBLS,ACLS,PALSのインストラクター、PALSのファカルティです。彼女は看護師(小児救急が専門)。 二人ともAMRに所属しています。 ScottもPamもAHA歴は20年以上、ダ…

プロフェッショナルの養成

AMAでもERCでもそうですが、プロフェッショナルの養成には莫大な投資を行っています。 最もお金がかかるのはおそらく人でしょう。 学習プログラムの設計・製作費とβテストのコスト、ファシリテーター養成などなど。 ALSだと1日(ERC)または2日(AHA)コース…

今日はACLS

さて、今日はACLSのコースディレクターと、ファカルティミーティング。ハワイ大学へ移動し、和気あいあい、楽しいコースにする予定です。SimTikiのBenと打ち合わせもあります。リラックスした雰囲気の中で、トレーニングとプランニングが一気に進みます。

PALSインストラクター・リニューアル

今日はAMRでPALSインストラクターのリニューアルコースを受講。 といっても通常のインストラクターコースの再受講になります。 受講者はローカルのインストラクター3名(看護師2名、パラメディクス1名)、日本人5名。 ファカルティはAHAインストラクター歴(…

今日からAMR

AMRというのはアメリカ心臓協会(AHA)のUSトレーニングセンターで、American Medical Responseの略。そこでトレーニングを受ける予定です。もう5,6年になるでしょうか、AMRに通いだして。国内のAHA-ITC(国際トレーニングセンター、日本には現在7つありま…

BLS for Family and Friends Day

先日、職場内でBLSコースを開催しました。 職場の職員のお子さん、中学生と高校生、が受講しましたが、これっていいな、と思いました。親が働く職場で、いつもは見ることのない親の姿、社会的な存在、を確認する。受講者として大人と混じって学習する、これ…

人のネットワークです、学習は

日本医療教授システム学会ではJRC-ITCとしてAHAコースも展開しているし、ICLS/ISLS、そしてオリジナルコースも展開しています。横方向の人のネットワークが、学習者によりよい学習の機会を提供しています。現場の人たちのネットワーク・・・「学習者」と「フ…

ACLS2010のファシリテーションについて

「看護教育」2009年9月号、804ページに載っています。 広島文化学園大学看護学部の岩本先生が書かれています。7月に日本医療教授システム学会が開催した第3回医療教授システム国際シンポジウムではSimTikiとWISERのチームが来日しましたが、実はAHAのEducat…

クラウド、そして医療学習システム

この1週間でパソコンの使い方が大きく変化しました。 その理由は、 iPhoneを駆使してみようと思ったから、 その理由は、 デジタル環境で育った若い人たちが経験しているワールドを体験してみようと思ったから、 その理由は、 彼らに受け入れられる学習環境を…

ACLSとBLSコース開催

090819-20にACLS、20日午後にBLSコースを開催しました。 日本蘇生協議会国際トレーニングセンター http://aha-ecc.jp/ 主催コースで、 今回は長野県小諸のDrと大阪の看護師さん、放射線技師さんがACLSコースの見学(というより参加)をされました。ACLSコー…

SimEXPO2009

11月26,27日はSimEXPO2009を東京・日本橋で開催します。 今日はスケジュール案を考えました。毎年、全力投球で、最新・最高(その時点で・・・)のものを出す、というのが方針です。今年も全力投球。いまできること、11月に完成予定のものをすべて公開する…

ICLSとACLSの違い

インストラクションとファシリテーションの違いを理解するには、ICLSインストラクターがJRC-ITCのACLSでファシリテーションを体験するのが効果的、だと思いました。ファシリテーションでは学習目標をクリアに把握しておくことが必要ですが、それには責任範囲…

「参加すること」の重要性

Twitterで呟かれることの40%は意味がないという指摘もありますが、いい情報も転がっています。 たとえば、 http://kotoripiyopiyo.com/2009/08/democracy20090818.html「参加すること」の重要性。実に明快な、いい言葉ですね。確かにポジティブで創造的。一…

明日はACLS

毎月第3水木はACLS+BLSの日。 水曜の午後からACLS,木曜の午後1時に終了です。ACLSの本場、アメリカでは看護師・救命士がACLSを指導しています。 特に多いのは看護師さん。それはなぜか?その理由は・・・想像してください。 アメリカの病院で入院中のジョ…

業績データベース β版

医師の多くは専門医の資格取得を目指します。そのとき必要になるのが自分の業績・症例の提示。当センターで業績・症例のデータベースを開発中。 とりあえず執筆と発表のデータベースをエクセルで作ってみました。 2003と2007に対応しています。 (入力画面とデ…

Audio-visual教材 for Clinical Learning

歯科医と歯科衛生士を対象とした患者急変対応テキストを作成することになりました。企画会議でいろいろ話しているうちに、ビデオクリップが必要だ、と思いました。 シナリオだけでなく、いろんなキラーシンプトムを見ること。これが重要です。とりあえず僕た…

Medical Simulationツアー

実は当救命救急センターの看護師さんたちがハワイ大学のSimTikiに行きたい!ということがわかりました。 当施設から一度に多くの看護師さんが抜けるわけには行かないので、Medical Simulationツアーを企画することにしました。 たとえば、 Med Simツアー 201…

今という時代

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1258083076&owner_id=6003661

世代交替も加速

団塊の世代・・・ USではbaby boomer, generation Xなどといいますが、最近のデジタル世代、近い将来のデジタル世代をgeneration Y, generation Zなどと呼んでいます。情報量の爆発的な増加、コミュニケーション、対人関係など大きく変化します。ますます・…