2010-01-01から1年間の記事一覧

100721青森県立保健衛生大学・救急認定看護師課程「侵襲と生体反応」ラーニングセッション

今日の午後の記録。事前に渡した救急医療「侵襲と生体反応」のPDFは難しかったとのこと。この資料はリファレンスとし、事後学習で使用してもらう。ラーニングセッションは、 自己紹介につづいて (受講者は8名、バックグラウンドはまちまち)「救急患者の特…

獨協医科大学越谷病院救命救急センター レジデントプログラム、および指導医募集のお知らせ

獨協医科大学越谷病院 救命救急センター・救急医療科 スタッフ募集のご案内 救命救急センター長、救急医療科教授、臨床研修センター長 池上敬一 スタッフ募集の背景・三次救急医療、とくに外傷外科・災害整形外科・クリティカルケアを専門とした医療に加え、…

100611 SIGEDU 医療におけるT&D専門化育成プログラム

患者安全の確保を直近の課題とするT&D専門化育成プログラムを開発する、次の段階として。 具体的にはBLS・ACLSのインストラクターを養成、セミナーを開催、KIDUKIコースのファシリテーターを経験し、学習を進める・・・理論背景の強化、モデルを自由に使え…

「医療におけるTraining&Development Specialsitの養成プロジェクト」プレゼンファイルをアップしました

「医療におけるTraining&Development Specialsitの養成プロジェクト」のファイル(PDF)をアップしました。 http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-k/tcc/ikegamik/100611sigedu.pdfUST中継あり、です。

インストラクショナル・デザインの発展と医学教育・臨床研修の問題

インストラクショナル・デザインの歴史 − 「教育」から「学習」へ、さらに「パフォーマンス」の向上へこの表を作りながら考えたのは、次のようなことでした。1.インストラクショナル・デザインは社会のニーズに対応すべく、自らのモデルを発展させてきた。…

Human Performance Technology勉強メモ

これはサブノートです。 Googleドキュメントに入力した分のバックアップです・・・100527 Handbook of human performance technology@幕張 メモ ... well-designed instruction was failing to have an impact on individual and organizational performance…

標準的医療とHuman Performance Technology (HPT)・メモ

来年1月の8th Asia Pacific Medical Education Conferenceで Application of Educational and Human Performance Technologies in Medical Educationというタイトルのトークを行います。 このタイトルを考えたときに頭の中にあったのが、instructional desig…

日本医療教授システム学会のミッションと行動目標

日本医療教授システム学会(Japan Society for Instructional Systems in Healthcare)は、標準的な医療を安全・確実に提供できる医療職の育成に資するための学術的活動を行う団体です。私たちのミッション 標準的な医療を安全・確実に提供できる医療職の育…

研修医、医師、看護師の人材確保

人材を確保するための方法について最近の動向を。ホームページをアップするだけでは誰も見ない。 ブログに書いてもそうたくさんの人は読まない。 そんな時代です。1960年以前に生まれた世代はインターネット=ホームページ、メールでした。 最近の学生、とく…

人材育成と学習環境デザイン

いよいよ新年度が始まります。 で、最初のイベントは六日町での合宿です。 テーマは医療者育成のための学習環境デザイン・指針つくり、です。日本医療教授システム学会のメンバー、医学教育のエキスパートが2夜の宴会を含む1.5日の作業で方向性を示したいと…

100320埼玉県臨床研修病院合同説明会にて

日時:2010年3月20日(土) 10:00〜17:00 場所:大宮ソニックシティ 第2〜4展示室 獨協医科大学越谷病院臨床研修プログラム(平成23年度)解説 獨協医科大学越谷病院 臨床研修センター・救命救急センター 池上敬一 当院の臨床研修により、あなたは以下…

臨床研修センターの運営

新年度から臨床研修センター長に就任することになりました。 それにしたがい、この日記も獨協医科大学越谷病院臨床研修プログラムについての言及が多くなると思います。というより、ここにアイデアを書きながら、考えを深め、具体的なプランニングを策定する…

シミュレーションのすすめ−資器材は揃った、さて・・・という方へ

以下、シミュレーションのすすめ、です。とりあえず蘇生訓練に必要な資器材はそろった、場所もある、でも、どうやってはじめるの?と考えておられる方にご提案です。 ひとつのアプローチのご紹介です。日本医療教授システム学会「患者安全トレーニングプログ…

G2010 AHA ECCプログラム

AHA ECCインターナショナルのオペレーション統括部長との会談からG2005で導入したeducationのサイエンス(IDとCIC)は不変。 BLS, ACLSともにサイエンスの大幅な変更はない。ということで、G2010 ACLSは来年早々から可能、のような話でした。ACLSのニューテキ…

医療・人材育成のイノベーション、など

医療は危機的状況にありますが、医療における人材育成を医療再生と継続的な医療のインフラとして整備する必要があると思います。人材育成のひとつの工夫をまとめてみました。 http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-k/tcc/ikegamik/100207JSISH_HRD_sim.pdfこの中…

2010 シミュレーションの位置づけ update

今日は10th IMSH(international meeting on simulation in healthcare)の最終日でした。 強く影響を受けたのは、 "Why hospitals don't learn from failures: organizational and psychological dynamics that inhibit system change" Amy Edmondson, PhD.…

スキルラボ、ジョブ・リハーサル(シミュレーション)、実践を連携する・・・人材育成

池上@International Meeting on Simulation in Healthcare (Phoenix, AZ)です。 今日の収穫(出席できたセッション)は、 Changing Hospital Culture: to create a highly reliable team based healthcare practice. The Simulation-Triangle: merging phys…

シミュレーションによるチームワークのトレイニング

Gaba DM: What does simulation add to teamwork training? http://www.webmm.ahrq.gov/perspective.aspx?perspectiveID=20David Gabaは1980年代からオペ室におけるcrisis managementとシミュレーション訓練の研究をはじめ、いまや医療におけるCRMの大家であ…

「学習」は「いま、ここで」起こる、ということ

今日は面白い体験をしました。そのご報告です。今日はhttp://amr-japan.com/でPEARSコースを開催しました。PEARSとは(以下、引用です) (引用開始) 小児の二次救命処置を身につける1日コースです。 PEARSは、Pediatric Emergency Assessment, Recogn…

外傷センター・外傷トレーニング

僕たちの救命救急センターは英語表記ではShock Trauma Centerとしています。 もう8年くらい前からこう呼んでいます。実際、新鮮外傷・重度外傷患者が多く、以前からトレーニングコースを考えてきました。これが一気に進歩しそうです。カダバーを用いたアナト…

医療システムをデザインするという視点

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 今年の抱負は、患者安全と人材育成に関する文献をできるだけアップしたいことです。というわけで今日は、 JB Battles: SAFETY BY DESIGN Quality and safety by design. Qual Saf Health…