2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴルフの練習

ハワイには「打ちっぱなし」というゴルフの練習法はない、らしい。ゴルフの練習はコースで行う、というのが常識。これは医療でも同じと思います。医療は分解して教えられるものではありません。全体を通して、浅い学習から深い学習へ。ゲームを通して学習す…

同じシナリオで行うOSCE

学生がOSCE対策として診察手順を覚えたり、インタビューの台詞を覚えることが成り立つとすれば、それはOSCEではありません。暗記できるものは言語情報であり、それは知的スキルではないから。知的スキルを評価するには同じシナリオは使えません。学生が暗記…

次世代Faculty Developmentの準備

いわゆるFDです。現在行われている臨床研修指導医養成WSの原型は、1970年代に始まった富士研です。これはブルームのタキソノミーを導入した、臨床研修カリキュラムの責任者用のWSで、その目的はカリキュラムの評価にあります(ブルームのタキソノミーのター…

ピッツバーグ

明日夕方、ワシントンDCへ。 ファーストエイドのサイエンス会議に出席後、ピッツバーグへ。 WISERのNursing Simulation Symposiumを見学。 そこでAHAのACLSコンサルタントのJohnと会食の予定。これが一番楽しみです。 PaulやAimeeとも再会し、来年夏のプラン…

ファシリテーション・ライブセミナー

という企画を考えています。医療というタスクを遂行するには、 テクニカルスキル(たとえば心臓マッサージ、静脈採血など)、 知的スキル(蒼白な皮膚を見て「チアノーゼ」と宣言できる、チアノーゼの原因を想定できる、心臓が原因ととりあえずの結論を出す…

091128「看護教育とシミュレーション医療学習」

第29回日本看護科学学会学術総会のモーニングセッション(LMJ)で「看護教育とシミュレーション医療学習」というプレゼンテーションをしました。 そのPDFファイルを以下からダウンロードしていただけます。 http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-k/tcc/ikegamik/0…

シミュレーションの普及段階、次のステップへ

11月26,27日はSimEXPO2009でした。過去2回に比べ、参加者の要求が移っていることを感じました。去年まではシミュレーション医療学習について情報を集めたい、という感じでしたが、 今年の参加者は「シミュレーション医療学習を実践するための方法論を身につ…

学習・教育のモデルに関する最近の動向を解説する論文の紹介

鈴木克明「教育・学習モデルとICT利用の展望:教授設計理論の視座から」教育システム情報学会誌2005;22:42-53.この論文には「記述的理論」「処方的理論」「教育」「学習についてのモデル」「行動主義」「認知主義」「構成主義」「教授」「教授設計理論」など…

「医療学習システム」の構築に関するラウンドテーブル・ディスカッションのご案内 1.0

以下、「ご案内」のver.1.0です。参加を希望される方は下記よりお申込みください。 http://www.asas.or.jp/jsish/index.html SimEXPO2009 「医療学習システム」ラウンドテーブル・ディスカッション(RTD) ご案内Ver.1.0Ⅰ 「医療学習システム」のサイエンス…

SimEXPO2009のご案内

SimEXPO2009のご案内 池上敬一 日本医療教授システム学会 代表理事事実 ・ 医療事故の主な原因は、注射のミスや手術の失敗などのテクニカルスキルのエラーではなく、報告・連絡・相談、リーダーシップ、チームワーク、異変への気づき、観察と評価などの「ノ…

ピーター・ドラッカーの詩@95歳

http://blog.apecell.com/2009/11/02/id/74からの引用です。経営学の権威、マネジメントを作った男と称され、著書も多く世界中で長く読まれているピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)が亡くなる95歳の時に書いた詩。 もう一度人生をやり直せる…